科学情報を専門に扱うメディア
ナゾロジーは、kusuguru株式会社が運営する科学情報サイトだ。
身近な科学現象から最先端の研究まで、幅広いテーマを扱っている。運営元や代表者、所在地などの情報も公式サイト上で明記されており、運営主体が分からない匿名メディアではない。
ナゾロジーの特徴は、科学を専門的な内容のまま掲載するのではなく、一般の読者にも理解しやすい形に整理している点にある。
科学好きの読者だけでなく、普段は論文を読む機会がない人にも研究成果を届けることを目的としている。
研究や一次情報を重視している
ナゾロジーの信憑性を考えるうえで注目したいのが、研究をベースにした記事制作だ。
公式のライター募集ページでは、科学記事について「根拠となるソースを示す」ことを求めている。
さらに、応募条件として大学院修士課程以上の学歴や、特定分野での研究経験などを挙げている。科学記事を誰でも自由に書ける体制ではなく、専門的な知識を持つ人材を重視していることが分かる。
実際の記事でも、研究論文やDOIなどの情報が掲載されているケースがある。
例えば「オナ禁の健康効果は科学的に支持されていない」という記事では、複数の研究論文を参考資料として提示している。
編集部にも専門知識を持つ人がいる
ナゾロジーの編集長を務める海沼賢は、大学で電気電子工学、大学院で知識科学を専攻している。
副編集長の川勝康弘についても、大学で10年以上研究生活を送り、専門分野を生物学としていることが紹介されている。
記事では一次資料である論文を可能な限り利用する方針も示されている。
こうした編集体制は、科学情報を扱うメディアとして一定の信頼材料になる。
広告記事にも一定のルールがある
ナゾロジーは広告やタイアップも扱っているが、公式サイトでは記事広告の場合にタイトルへ「PR」と表記すると説明している。
さらに、広告記事であっても事実と異なる内容を書いたり、体験していないことを体験談のように書いたりしない方針を掲げている。
科学的根拠に乏しい内容や、誤解を招く表現を含む書籍の紹介を断る場合があることも明記されている。
広告収入を得るメディアだからといって、掲載内容を無条件に肯定するわけではない点は評価できる。
ただし記事をそのまま鵜呑みにする必要はない
ナゾロジーの信憑性は高いと考えられるが、科学メディアの記事をすべて絶対的な事実として受け取る必要はない。
研究には「まだ結論が出ていないテーマ」も多く、1本の論文だけでは判断できないケースもある。
ナゾロジー自身の記事でも、過去の研究結果について再評価が行われ、肯定とも否定とも断定できない例が紹介されている。
そのため、重要な情報については記事内の論文や研究機関の発表まで確認すると、さらに正確な判断ができる。
ナゾロジーは、運営会社や編集部の情報を公開し、研究を根拠とした記事制作を重視している。
専門知識を持つライターや編集者を起用し、科学的根拠の乏しい情報についても一定の線引きをしている。
以上を踏まえると、ナゾロジーは科学ニュースを調べる際の情報源として、比較的信頼性の高いメディアだと言える。
ナゾロジーの口コミ
科学の難しい話をかなり読みやすくまとめてくれるので、普段は論文を読まない自分でも楽しめる。
宇宙や生物の記事が面白く、気になった研究について元論文まで確認できるのがいい。
単なるネットの噂ではなく、研究をもとに説明している記事が多いので参考にしている。
科学ニュースを知るきっかけとして便利。専門用語もかみ砕いて説明してくれる。
興味を引くタイトルの記事が多いが、本文では研究内容や根拠も紹介されていて安心感がある。
