ストレス測定アプリは何を測っているのか
ストレス測定アプリの多くは、心拍数や心拍変動、睡眠時間、活動量などのデータを利用して、現在のストレス状態を推定する仕組みになっている。
代表的なのが、スマートフォンのカメラやウェアラブル端末を利用して心拍数などを測定する方法だ。
ただし、アプリが表示する「ストレス度80%」「高ストレス」といった数値は、ストレスそのものを直接測定した結果とは限らない。
あくまで身体から得られるデータをもとに、一定のアルゴリズムでストレス状態を推定したものだ。
ストレス測定アプリの信憑性が低いと言われる理由
ストレスは非常に複雑な状態であり、心拍数だけで正確に判断できるものではない。
たとえば、運動直後は心拍数が上昇するため、アプリによってはストレスが高い状態と判定される可能性がある。
コーヒーやエナジードリンクなどの摂取、睡眠不足、発熱、緊張などでも心拍数は変化する。
そのため、測定された数値だけを見て「精神的なストレスがこれだけある」と断定するのは難しい。
また、アプリごとに測定方法や計算方法が異なるため、Apple WatchやGoogle Fitなどで得られるデータと、別のストレス測定アプリの結果が一致しないケースも考えられる。
「ストレスの傾向」を見るなら活用できる
信憑性が低いからといって、ストレス測定アプリが役に立たないわけではない。
むしろ、同じ条件で継続的に記録することで、自分の状態の変化を確認する用途には向いている。
たとえば、平日はストレス値が高く、休日になると低下するなら、仕事や生活習慣との関連を考えるきっかけになる。
1回の測定結果だけを見るのではなく、数日から数週間程度の変化を見ることが重要だ。
医療機関の検査とは別物
ストレス測定アプリは、医師による診察や心理検査、医療機関で行われる検査の代わりになるものではない。
「ストレスが高い」という結果が出ても、それだけで病気があると判断することはできない。
反対に、アプリで問題がないと表示されても、本人が強い不調を感じているなら、数値だけを理由に放置するのは適切ではない。
ストレス測定アプリは使い方が重要
ストレス測定アプリの信憑性は、完全に低いとも高いとも言い切れない。
心拍数などの客観的なデータを利用しているアプリには一定の参考価値がある一方、表示されるストレス値そのものは推定値として考える必要がある。
「今日はストレスが何%ある」と断定するためではなく、「最近、自分の状態がどう変化しているか」を確認するために使うのが現実的だ。
アプリの数値だけで一喜一憂せず、睡眠、仕事量、運動、食生活などの生活状況と合わせて判断することが大切だ。
ストレス測定アプリの口コミ
毎日測定していると、仕事が忙しい日に数値が高くなる傾向が分かって面白い。
ストレスの数値を見ていると気になるけれど、あくまで目安として使うようにしている。
睡眠不足の日はストレスが高く表示されるので、生活習慣を見直すきっかけになった。
アプリによって結果が違うので、表示された数字を絶対視するのは難しいと感じる。
毎日の体調を振り返る目的なら便利だが、医療検査のように考えないほうがいいと思う。
